支笏湖漁業協同組合:北海道千歳市支笏湖:ヒメマスの増殖事業:自然環境保全


業務内容

ヒメマス増殖について

支笏湖でのヒメマス増殖事業は明治27年に原産地阿寒湖から移植されて以降100余年に渡り続けられて来ました。過去には国内外の湖沼から移植も行われましたが、ここ近年は安定した放流事業が行われており今後の資源維持と漁獲の安定のために取り組んでいきます。
漁協の仕事
支笏湖漁業協同組合は、組合員が行う漁業を管理するとともに、増殖事業を履行しながら支笏湖の自然環境を保全し、遊漁者との融和を図りつつ、ヒメマスを次の世代に継承していくことを目的として平成19年11月に設立され、平成20年3月1日に共同漁業権免許の取得と遊漁規則の認可がされました。 動画には漁協の仕事の一部をご紹介させていただいています

ヒメマス増殖場

支笏湖のヒメマス増殖場の写真です。
ヒメマス増殖場
ヒメマス増殖場
ヒメマス増殖場
ヒメマス増殖場
ヒメマス増殖場
ヒメマス増殖場
ヒメマス増殖場
ヒメマス増殖場

支笏湖ヒメマス増殖の特徴

[特徴1]4年魚を中心に戻ってきた親魚を捕獲し放流時に施された標識を確認後、外池に放され、採卵の時期を待ちます。
[特徴2]産卵期を迎えたヒメマスのメスから卵を採取し、オスの精子を混ぜ合わせ、受精させていきます。受精卵は水温管理がなされ安静な状態が保たれます。
[特徴3]受精から約35日後の「発眼卵」を検卵(死卵排除)します。また、この段階で支笏湖以外の全国各地に発眼卵を分譲していきます。 発眼卵は衛生状況等に最深の注意が払われた環境で育ち、誕生に備えます。
[特徴4]受精から約85日経過すると孵化をしていきます。孵化した稚魚たちは徹底された管理の下、餌を自ら摂取するする段階まで育てられ、外池に移されます。外池に移された稚魚はいよいよ、支笏湖に放流され成熟したヒメマスへと変化を遂げていきます。
[特徴5]放流後は年間を通して生息状況の調査等を目的に定期的に水温、水質、生息状況の調査を行い、ヒメマスの生態の変化等に対応していきます。

ヒメマス稚魚育成

ヒメマス稚魚の育成について

ふ化したばかりの赤ちゃんを「仔魚(しぎょ)」といいます。仔魚は、おなかに栄養が入った袋「さいのう」をもち、餌は食べずに袋の栄養のみで育ちます。
さい納(のう)が無くなった稚魚達は自ら餌を求めはじめます。さい納を消化した稚魚に餌付けを始めます。成長の度合いに合わせて餌の量が調整され順調に育っていきます。
稚魚達は5cm程度まで育ち、外池に移され、支笏湖への放流に備えていきます。
「さいのう」とは?
「さいのう」とは、稚魚になる前の仔魚(しぎょ)時にお腹についている赤い袋のようなもので、この袋の中には育つ上で大切な栄養が入っています。
ふ化したばかりの頃は自分でエサを捕食することが出来ないので、 ふ化してから約6週間ほどこの「さいのう(卵黄)」の栄養で育つのです。 この「さいのう」がないと生まれたばかりの仔魚は生きてはいけません。 また、この「さいのう」は成長するにつれ消えていきます。

ヒメマスの卵から稚魚への成長

支笏湖のヒメマスふ化場の写真です。
ヒメマス稚魚育成
ヒメマス稚魚育成
ヒメマス稚魚育成
ヒメマス稚魚育成

ヒメマスの放流について

資源保護 ヒメマスは原産地である阿寒湖から1894年(明治27 年)に初めて支笏湖に移植されました。初めての放流は成功し、日本のヒメマスにとって初となる放流魚としての歴史に記録された放流であり、支笏湖は種卵供給湖として重要な位置をしめることとなりました。

資源保護

資源保護 ヒメマスは漁獲量が年によって大きく変動するなど資源量が安定しない点があります。このため過去に何回かに亘り外部からヒメマス卵を移植するなど安定化を図っています。

必要性

資源保護 放流したヒメマスは資源動向の把握や保護の為に継続的に調査研究が行われています。また、支笏湖で育ったヒメマスの卵は採取され、個体数の管理が行われています。現在では安定的にヒメマスの個体数を管理できるまでになり、 支笏湖で育ったヒメマスの卵を全国に分譲を行っており、全国各地のヒメマス増殖事業の一翼を担っています。その上で放流事業はかかせない役割を果たしているといえるでしょう。

ヒメマス放流レポート

支笏湖のヒメマス放流の風景です。
ヒメマス放流レポート
ヒメマス放流レポート
ヒメマス放流レポート
ヒメマス放流レポート




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